「中島聡氏 × 海部美知氏 トーク&サイン会」に行ってきて、「おもてなしの経営学」と「パラダイス鎖国」を読んだら、長いエントリーができた。

いまさら感はあるけれど。

ええ、質疑応答で「どっちから読んだらいいですか」って聞いたやつです。これ
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中島聡氏 × 海部美知氏 トーク&サイン会
に行ってきたわけです(このURL消えちゃいそうだね、ブログにすればいいのに)。
以下、そのときに取ったメモを解説していく感じで。

・でもしかコンサルタント
海部さんの言葉。ワインバーグのコンサルタントの秘密―技術アドバイスの人間学にもあるように「コンサルタント」っていう職業の敷居の低さを表すいい言葉だと思った。確かに海部さんはキャッチーな言葉をつむぐのがうまいかも(狙いすぎの感はあるw)

・IT業界にいるのが楽しい
中島さんの言葉。最近フルボッコのIT業界と中島さんが楽しいと感じている世界は違うんだろうなと思った。

・アメリカに来た
2人とも言ってた。もう2人の生活拠点の軸足はアメリカなんだろうなっていうことを感じた。2冊ともアメリカからの視点だから読む価値がある。

・変人だけど成功してるから許される
でも、変人じゃないと成功しない
2人のあわせ技。俺は変人と呼ばれるけど、変人じゃないと成功しないけど、変人だからといって必ず変人するわけじゃないことに注意w

・普通そういうことはしないよ は暴力
中島さんの言葉。この人は変人です。もちろんいい意味で。

・シリコンバレーは巨大なぬるま湯
海部さんの言葉。パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本に詳しく書いてあった。ベンチャーをガンガンつぶす環境にもかかわらず、クビになった人を再雇用するセーフティネットがあるってこと。

・会社は人の乗り物
中島さんの言葉。乗り物が壊れてもいいじゃん、乗り換えてもいいじゃんっていうノリだった。まだ日本じゃそんな軽いノリじゃダメだろうな。

・googleの話と昔のホンダの話は似てる。エッセンスは同じ
海部さんの言葉。技術者が社長をやってるときのいい話は共通点があるらしい。

・議論が起きることをしろ
海部さん。これもパラダイス鎖国 忘れられた大国・日本に詳しく。日本は議論が起きない=リスクが低い=リターンも低いことにはどんどんリソースをつっこむけど、議論が起きる=リスクが高い=リターンも高いことにはリソースをつっこみにくい。ここで金融工学の基礎の「リスクとリターンのトレードオフ」が出てくるとはね。

・その人のカチは起業したときに何人がきてくれるか、何人が投資してくれるか。もしくは、起業する人がひっぱってくれるか。
中島さんの言葉。これが一番刺さったかな。結局その会社でフルタイムで働くっていう事はその会社にかなりのレバレッジをかけて投資するのと同じだと思うんだよね(一番大事な資産は自分でしょ?)。
そう考えると何もないスタートアップの会社で一緒に働く、レバレッジかけて投資してくれるっていうのは相当なことだよね。うーん深い。


トーク&サイン会自体の感想は、お二方の頭の良さが印象深かった。
はっきり言って、ほとんどのトーク会・パネルディスカッションはクソだ。台本どおりのセリフか、議論のベクトルがぐしゃぐしゃになっていくかのどっちかだ。
だけど、今回はそういう不快感を一切感じなかった。少しはみ出すと、どっちかがうまく戻す。質疑応答で頓珍漢な質問(○○なビジネスって成立すると思いますか)が出ても、見事な機転(海部さん:あとで答えるからコンサル料をw)で切り抜けるとか。

うん、楽しかった。

んで、帰りの電車から早速パラダイス鎖国 忘れられた大国・日本を読み始める。結局、「どっちから読んだらいいですか」って聞いた答えは一般的すぎて、俺はどっちからでも満足できそうだったから、袋に手を突っ込んで上にあった方からw

梅田望夫氏も含め、シリコンバレーにすんでる人達はほんとに未来志向で、話聞いても、本読んでもほんとに心地いい。中学生の時に市の海外派遣でいった西海岸の空気を吸えばあんな考え方ができるのもよくわかるw

これからの時代うんぬんの話になると、我々10〜20代に向けてのメッセージという見方で読んでしまう。特に中島さんの「技術がわかるスーツ」か「ビジネスがわかるギーク」というハイブリッドな人材になれっていうメッセージは深くうなずけた。

ITコンサルタントが彼らの言うスーツなのか、ギークなのかは知る由もない(たぶんスーツなんだろう)けど、俺は少なくとも最初からハイブリッドな人間を目指してるし、努力も多少してる。

僕の場合は技術がわかるスーツが最終形だろうな。最終的に技術そのものの崇高さよりもその技術で社会を変えられるか、どうかえられるかっていう方に興味があるからね。

結局、自分のちょっとしたアイデアを形にするには、ささっとコードをかけなきゃいけないんだよね。

でもさ、それが難しいから、流行の言葉で言い換えると、一部のマッチョしかなれないから、今のSI業界があるんじゃないのかな。

案件が大きくなるにつれて、ウィンプには処理できない情報量が押し寄せてきて、役割分担をするようになってそれが進化してスーツがギークから搾取するという業態ができたと。
どんなにすごくても3人とか銀行のシステムが作れるとは思えない。

でももちろん、俺はマッチョになるけどね。


10ru the full-time suit, part-time geek and macho all the time
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キャラ立ちしすぎ!「チーム・バチスタの栄光」を読んだ。

ちょっと前に読んだんだけどねw

医龍とブラックジャックによろしくあたりが結構好きなのと、ダンコーガイが絶賛してたのもあって読んでみた。
いや、厳密に言うと読まざるを得なかった。いらなくなったSuicaを返却して500円getしようとしたら、チャージしてある分を使ってから来いって駅員さんに言われ、ニューデイズにあった中で800円以上で書いたいものがこれしかなかったのだw

そんな事故に感謝したい。



医龍でもそうだけど、このバチスタ手術ってよく題材になるよね。素人にも難しさがわかりやすい手術だからかな。

著者が医者だとか背景とかの解説は
404 Blog Not Found:プロットよしキャラよし終わりよし - 書評 - チーム・バチスタの栄光
にまかせるとして、自分の感想としてはキャラ立ちしすぎの一言にすぎる。(といいつうダンコーガイのそれもそうであるw)

まず、主人公その1の田口公平。血が嫌いで精神科に進んで日々ご老人の愚痴を聞く仕事をしておきながら、血流の中心地・心臓の手術を立ち会わなくてはならない。自ら望んで窓際医者になっておきながら、極秘ミッションを任される。

次に主人公その2のロジカルモンスター白鳥圭輔。下巻にならないと出てこないのにこの存在感。その推理の手法はホームズと通ずる。常に田口をバカにしながらてきとーなことを言っているようでシメるところはシメる。

あとは、アメリカ帰りの天才外科医の桐生恭一。医龍の国立笙一郎とカブったな。医者の鑑のようなマインドとものすごい技術を持っている。こいつがバチスタ手術をやってる。


最近、小説のアイデアを考える機会があるんだけど、結局プロットとか設定ってだいたい既存のものの焼き直しでしかないっていう思いを持つことが多い。きっとこの作品にも元をたどると似たような話がないわけじゃないと思うんだ。
そうすると、どれだけ設定・キャラをいじくりまわせるかっていう勝負になるわけで。そういう意味では本作品はすんばしい娯楽になっているわけです。

映画も見てみたいな!

映画では田口が女なのか!!

10ru the Next Logical Monster

「電通の正体」読了/リテラシー/Googleと電通

広告関係に就職する人、メディアリテラシーを高めたい人、一読の価値あり。買うほどの本ではないかな。

このタイミングでこの本を読んだのは奇跡といわざる終えない。

電通の正体というタイトルの本書だが、"正体"というのは電通の"役割"を悪意的に(簡単に言うと電通を悪の枢軸として考えて)書いただけでしかなく、マスコミにとってはタブーで、それゆえ俺みたい普通の人の目・耳にはあまり入ってこないというだけの話。2歩引いて本書を見ると、エスタブリッシュ社会の主要プレイヤーで寡占市場のド真ん中で行われてる素晴らしい企業戦略を、悪意的に書いているというだけの話だといえないこともない。

ネットリテラシーとかメディアリテラシーとかまだある程度ファジーな言葉だと思ってるんだけど、一言で言えば、物事には表裏がある発想ができるかという話だと思う。
それが出来ない人は「マスゴミに踊らされる人」であって、マスコミの力が比較的及ばないネットでは情報商材を買いあさっちゃう人になるんだろうなと。

まぁ読んでいくなかでたびたび、「Googleはネット上の電通だな」というチープな気づきがありつつ、こんなのがはてブで上に上がってきてて
はてな匿名ダイアリー
グーグルに対抗する為、電通は貨幣を量産する
グーグルという会社によって、電通が変わろうとしている。
電通が動き出した今、日本という市場でグーグルに勝ち目はあるのか。
雑誌を通じてこういう記事が出たということは、電通はGoogleに宣戦布告したということでいいのかな?
シマを荒らされたヤクザがシャバ代よこせって言ってるような気がしないこともないw

とりあえず日経ビジネスを買ってこようと思う。

電通の正体―マスコミ最大のタブー
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5 正体というより役割
4 やっぱり電通
3 電通の正体・・・とりあえずワカラン

「数学者の言葉では」-藤原正彦 読了

買い。

国家の品格を書いた人が昔書いたエッセイ集。
ミーハーではないので国家の品格はスルーして(1年後に本屋で見かけたら読むかな)こっちを読了。

カテゴリー:言葉で引用したい言葉が多すぎるので、買ってから線を引いていかないと管理できないww

自分が生まれる前に書かれた本とは思えないような分析力。もちろんインプットの情報が20年も古いからそういう意味で違う結論になってしまっているのもあるけれど、20年後も読む価値があるということはかなり本質をえぐってるっていうことになる。彼の頭の中の情報がアップデートされたらどんな分析をしてくれるのかが興味深い。
ってことは国家の品格読めよってことかwww

エッセイ集って初めて読んだ気がするけど、一時期読みあさった星新一のショートショートみたいに、テンポがよくてすごく読みやすいのね。

数学者の言葉では
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藤原 正彦
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4 数学者から感動をもらう
5 喜劇
5 文庫本一冊分の “戦利品”

「リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと」-林田正光を読了

結論としては世捨て人以外買い!!

読んだのは2回目。ほんとは二週間くらい前に読了だったけどwww

リッツ・カールトンの宣伝・経営論・ブランド力・マーケティング・ホテルマンの仕事っぷり・営業スキル・コミュニケーション力の重要性・人脈形成のコツ等多岐にわたるトピックがカバーされていて、その一つ一つが彼の人生とリッツカールトンを軸に語られている。

あとがきにもあるように本が出る前に京都全日空ホテル社長兼総支配人になっているのにこの本を出せるっていうことは、リッツ・カールトンがほんとにすごくて兜を脱いだのか、それを上回るサービスしてますよってことなのか。。。

全体的に非常に読みやすい。一つ一つの文がそんなに長くないからかな。

これを見ると今までどれだけ名刺を無駄にしてきたか、チャンスを逃してきたか反省させられる。確かに名刺交換しただけではなんの意味がない。このことを今の時点で思い知っただけでも値段以上どころじゃないの価値があったように思う。

とりあえず、こういう人生の大先輩の書いた本はいわば「人生の引継ぎ文書」みたいな感じがして、なんどでも読む価値はあるんだろうなと思う。

とりあえず全ての本棚にあるべきだと感じた。
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4 最高のサービスを支える従業員への「心くばり」
5 クレド浸透の秘密
4 1流でなければ生き残れない

ハゲタカ(上)(下)・ハゲタカU(上)(下)読了

個人的に読書復帰一作目。

結論としては、M&A・ファンド・資本主義・バブルのキーワードにビビっと来る人は買い。それ以外の人は借りればok。

NHKドラマ「ハゲタカ」から入って原作を読んだので、テレビでも出てくる登場人物は完全に役者の顔が出てきてて場面がとてもイメージしやすかった。

日本という国に誰が、そして、いかにしてバブルに落とし前をつけるべきかという話。

鷲津政彦がかっこよすぎww言葉を引用しまくってるけど、ほんとにかっこよすぎ。

話のつくりとしては複数の話が平行に進んでいって、交わり離れるを繰り返す。忘れたころに別の話が絡んできてつくりはとてもうまくできてると思った。

登場する会社の名前が現実に存在するものをちょっとひねっただけなので、新たに出てくるたびにニヤニヤしてしまった。

とりあえず、真山仁の作品をもうちょっと読んでみようかと思う。それと、武士道も読んでみようと思う。そんな作品でした。

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3 できる男はもてる
5 日本の腐った社会の構造がわかる
4 本当の企業再生とは…
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4 ハゲタカ2を先に読みました
5 いまどきは
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ハゲタカ2(上)
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5 素人には想像の世界ですが・・・
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4 読後の満足感はありますが・・・
4 ハゲタカを読んでいない人には・・・
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